Understanding Wine Technology
アカデミックな素晴らしい本。ワインに化学が登場した19世紀以降のプロなら、誰もが抑えておきたいポイントを隈なく解説しています。
Level : どう考えてもプロ向き
Wine & Spirits – Spatial Design – Consulting
Understanding Wine Technology
アカデミックな素晴らしい本。ワインに化学が登場した19世紀以降のプロなら、誰もが抑えておきたいポイントを隈なく解説しています。
Level : どう考えてもプロ向き
世界最優秀ソムリエの田崎真也さんが、「もっと自由にいろいろな方法でワインを楽しむには?」をテーマに、まずは自己流の楽しみ方をみつけようと提案する、飲み手に寄り添った良書です。レストランでソムリエに接する心持ちについても、私たちの立場に立って解説されています。いつ読んでも素敵。
Level:中級。真剣にワインをもっと知りたいと思い始めたくらい。
アリベス。なんてクールな名前。イベリア半島北部を流れる重要な川、ドゥエロ川をはさんだ先にみえるのはポルトガル。カスティーリャ・イ・レオン州最西端にあるこの小さなワイン産地には、およそ150kmに渡ってドゥエロの大河が流れ、花崗岩の土壌が削られてできた渓谷や峠道など独特の景色を描いています。おなじ渓谷地帯でも、ガリシア州のリベイラ・サクラが女性的なら、こちらは男性的なニュアンスがあり、大地のエネルギーが下から突き上げてくるような迫力です。
<気象データ>
夏の最高気温:40度
冬の最低気温:-9.5度
平均年間降雨量:561.41mm
平均年間日照時間:2,899時間
<ブドウ畑>
総面積:337ha
標高:700m.
土壌:花崗岩、スレート
白品種:マルバシア・カステリャナ、ベルデホ、アルビーリョ
黒品種:フアン・ガルシア、ブルニャル、フフェテ、メンシア、テンプラニーリョ、ガルナッチャ
アリベスワインの歴史は長く、ローマ人か、恐らくそれ以前にフェニキア人がドゥエロ川をポルトガルのオポルト港からさかのぼっていったと考えられています。ブトウ畑は切り立った渓谷とそのなかにわずかに広がる平原にあり、原産地呼称員会に登録されている17軒のワイナリーが固有品種でワインを造っています。アリベスのワインは、ポルトガルのミーニョ地方とスペインのガリシア地方、両方のキャラクターを持ち合わせた印象があって、とてもエキゾチック。ポルトガルとスペインの国境にあることから二つの国の歴史が融合し、また同時に外部から隔離された環境であるがゆえに、多様なブドウ品種の宝庫になっています。
生産の90%が赤ワインという赤の産地。かつては単一品種、フアン・ガルシアのワインが主流だったのですが、今ではブレンドもされるようになり、その際、地元品種を60%以上使うことが義務づけられています。フアン・ガルシアのワインはプラムやカシスなど黒果実のニュアンスがあり、樽熟成によってバニラ、ユーカリ、リコリス、ミネラルやナッツなどをともなって、滑らかさのなかに力強さが備わります。
アリベス・デル・ドゥエロ自然公園/Parque Arribes del Duero
アリベス・デル・ドゥエロ自然公園はスペインのサラマンカ県とサモラ県の間、ポルトガルとの国境に位置し、ポルトガル側ではドウロ自然公園として保護地区に指定されています。ユネスコ・メセタ・イベリア保護区にも指定される、イベリア半島最大の自然保護地区(1,132,607haだから長野県くらい)の主役は、川と渓谷。最大500メートルの高低差のなかにスペインで最も多くの渓谷群がみられ、トルメス川とドゥエロ川が出合うアンバサグアス渓谷、閃長岩の巨大岩、ペーニャ・ゴルダス、高低差200メートルの大滝、ポゾ・デ・ウモスといった壮大な景色がつぎからつぎへと現れます。
アリベス(Arribes)という地名は、もともと海岸を意味するラテン語のadripa-aeに由来しているらしい。確かに前述のドゥエロ川やトルメス川のほかにも、アゲダ川、フエブラ川、ウセス川、エスラ川など、いくつもの川のコースがあって、文字通り「ドゥエロの川岸」たる堂々とした地形を形成しています。
植生も豊か。ジュニパー、虫こぶのオークの木、セイヨウヒイラギガシ、コルクの森が広がっています。また、この高地にはめずらしい地中海性気候の植生もみられ、ブドウ、オリーブ、アーモンドの木々、動物群ではボネリークマタカ、イヌワシ、コンドル、エジプトハゲワシ、ハヤブサ、ワシミミズクなどの猛禽類が大空をゆったりと旋回している姿がのびやか。哺乳類ではカワウソ、テン、キツネやイノシシなども生息しています。
自然公園についたら徒歩や自転車で辿れるたくさんのルートが整備されているし、ミラドール(展望台)も要所要所にあるからどこからでも絶景が楽しめる。アリベス・デル・ドゥエロの川下りクルーズも最高。
自然保護地区には、ローマ時代にさかのぼる中世の村、フェルモセリェがある。周辺の小さな村々にはケルト文化の痕跡がいたるところにあり、緑豊かで穏やかな風景はスペインというよりイギリスの田園と見まがう風景。
羊のチーズ(もちろん手づくり)やサラマンカの希少種サヤゲサ牛の子牛肉、ラム、イベリコ豚が名産品。オルナソ/Hornazoというミートパイのような伝統的なパンや、ガリシアでお馴染みのタコとじゃがいも、ハム類も見逃せません。アリベスのワインで乾杯!
<行き方・楽しみ方>
おすすめはフェルモセリェに宿泊してアリベス自然公園を楽しみ、ワイナリー見学をするコース。軒先で小さなお店を開いているワイナリーもあり、手づくりのチーズやはちみつ、パンなどを売っていてそのどれもが絶品。
RUTA del Vino 現在の登録ワイナリーはこちら:
Arribes del Duero Sociedad Cooperativa
Bodega Frontio
Bodega el Hato y el Garabato
Bodegas Pastrana
Bodega Ribera de Pelazas
Bodega Romanorum
Bodega Viña Romana
Hacienda Zorita Natural Reserve
<フェルモセリェ/Fermoselleに泊まる>
5つ星ホテルから、長期滞在に向いたアパートメントまで、スタイルに合わせた宿が充実しています。
Hacienda Zorita Wine Hotel & Organic Farming
14世紀の修道院をリノベーションしたリゾートスパホテル。トルメス川を見下ろす絶景ポイントにあり、グルメのレストラン、ワインスパ、セラーでのワインテイスティングが楽しめます。ウェブサイトで紹介されているツアープランも最高。ウェブサイトには見たら絶対に行きたくなってしまう動画があるので必見。
“1366樽のワインが眠るマルケス・デ・ラ・コンコルディアでのワインテイスティングをして、
ユネスコ世界遺産にも登録されているサラマンカの歴史地区へショートトリップ。
ファミリー向けには徒歩10分にあるホテルの農場ツアーをして、チーズの試食や田舎料理を楽しむのもおすすめ。夕食はホテルのレストラン、ソリタズキッチンで最高の料理と地元産の最高のワインを堪能したら、のワインバーで食後の寛ぎのひとときを”(筆者訳) 出展:SLHウェブサイトより引用
La Casa del Regidor
分厚い花崗岩の壁と太い木の梁のある18世紀の住宅、ラ・カサ・デル・レヒドールは、大人2名で7000円弱とリーズナブル。国立公園のなかにあり、美しい渓谷を眺めながらテラスで朝食がいただける。隣は12世紀に建てられたヌエストラ・セニョーラ・アスンシオン教会。近くのプラサ・マヨールには、季節の良い時期なら外で寛げる心地の良いバルもある。
温かみのある自然素材の家
オ・セブレイロ村で巡礼路より気になるのが、パロザスと呼ばれる茅葺屋根のおうちです。温かみのあるかわいいフォルム。これが古代ケルト人のおうちで、ほんのつい最近、20世紀の終わりまで実際にひとが住んでいたと聞くと、ますます興味がわいてきます。
紀元前3世紀に古代ローマ帝国がイベリア半島にやってくるまでは、現在のスペインの大部分にケルト人が暮らしていました。鉄器時代のイギリスの円形集落や、ケルト人が築いたカストロ文化(青銅器時代からローマ文化に取り入れられるまでのイベリア半島北部の文化)そのままに、円形の石の土台を、ガリシア語でパラザ/pallazaという茅葺の屋根でおおって家畜とともに暮らしていたそうです。
20世紀も後半になってようやくこの地方にも新しい建築資材を運び込むことができるようになり、使われなくなったパロザスのいくつかはガリシアの村や、レオンのアンカレスの谷、アストゥリアス西部に移築保存されているそうです。
オ・セブレイロ村のパロザスはというと、博物館になっているものがあります。低い壁と茅葺屋根は過酷な山暮らしに合わせて工夫されています。重たい雪と風雨に耐えるための高く厚みのある屋根、凍えるような寒さをしのぐために窓はほとんどなく、熱を逃がさないようにしています。山の傾斜や土地のくぼみを利用して排水も考えられています。花崗岩やスレート、オーク材、藁など土地の材料を使ったかわいいおうちは、標高1300メートルの自然のなかにやさしく溶け込んでいます。
キリスト教の時代になり、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の要所となっても、ケルトのパロザスが取り壊されずにずっと共存していた奇跡に、村人の愛を感じます。Me gusta!
<STAY -セブレイロに泊まる>
Hotel O Cebreiro (informacion@hotelcebreiro.com, Tel 34 982367125)
もと町役場兼刑務所!らしいです。
Hostal Meson Anton (Tel 34 638 35 07 53)
ケソ・デ・オ・セブレイロ
ケソ・デ・オ・セブレイロはガリシア州北東部のルーゴ県で作られている牛乳が原料のフレッシュチーズ。コック帽やホワイトマッシュルームのような独特の形と少し酸味のある味わいが特徴です。2008年にはEUの原産地認証/DOPも受けています。
布の上で丸一日乾かすことで酸が上がり、水分が抜けてかわいらしい形に仕上がります。水分のないしっかりとしたフレッシュチーズなので、一般的なフレッシュチーズよりもリコッタチーズや密度の高いカッテージチーズに似た食感になり、洋梨や桃のコンフィチュール、トーストや蜂蜜と一緒に食べるのがおすすめです。切り分けたフレッシュチーズに、とろりとしたコンフィチュールや蜂蜜は見た目にも美味しさをそそります。
スペインで最も高価だったマイナーチーズ
起源は9世紀の終わり頃、サンティアゴ巡礼を行く巡礼者のために建てられたホスピス(病院や休憩所)で奉仕活動をしていた修道僧が、オ・セブレイロ村に定住したことにはじまります。オ・セブレイロといえばケルト文化が残る標高1300メートルの集落。巡礼者は前の宿泊地ベガ・デ・バルカルセからでも、高低差700メートルの急な登り坂をひたすら歩くことになります。盗賊などもいたかつて、ここは「フランス人の道」最後の難所と言われていました。
千年以上の長いチーズの歴史も20世紀の終わりには消滅の危機を迎え、地元の婦人会が家庭用に細々と作るのみとなりますが、信仰が今より盛んだった時代は、オ・セブレイロ村で骨休めをした巡礼者が味わい、その美味しさを各地に伝えていました。そのなかにはカトリック両王、カルロス3世やポルトガルのイサベルの名もあり、スペインからポルトガルに大量に輸出された記録があります。18世紀の年代記にはスペインで最も高価なチーズと記載され、同じく千年の歴史を持つブリー、マロワル、ヌーシャテルに次いでヨーロッパでは4番目に高価だったという記録も残されています。
なんでも手に入る昨今でも、賞味期限の短さゆえに輸入のハードルは高く、現地に行かないと食べられない食材です。職人が作る高品質のチーズを扱うマドリードの専門店、フォルマヘ/Formajeでは、カルロスさんというチーズ職人さんのケソ・デ・オ・セブレイロを愛情いっぱいに紹介しています。
“わたしたちがカルロスを好きなのは、チーズ職人になる前は牧場主をしていたので、牛乳のことを知り尽くしているからです。職人になると決めてすべて家畜を売り払い、チーズ作りに専念しながら、ガリシアの牛乳、つまり隣人たちの牛乳を素晴らしいチーズに変えて価値をもたらしています”
出展:Formajeウェブサイトより引用
悩み多きは現代人も同じ。宗教心からだけでなく、自分への挑戦やスポーツ感覚での参加も含めて、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者の数は年々増えています。1991年にガリシアの特産品に認定されたことや、続く1993年に「フランス人の道」が世界遺産に登録されたことも人気を後押しし、ケソ・デ・オ・セブレイロは消滅の危機は免れました。現地に行ったら味わってみたい産品です。
ケソ・セブレイロのレシピ
原産地呼称委員会、Queixo de Cebreiro のウェブサイトに、ケソ・セブレイロのベストレシピ50が紹介されています。残念ながら写真がなく、国内向けのため言語はスペイン語とガリシア語のみですが、前菜のサラダから、パスタ、魚料理、お肉、デザートまですべて網羅されていて圧巻。地元ならではの多彩なアイデアはとても参考になります。
全部は無理なので、そのなかから簡単で面白そうなものを一つご紹介します。リコッタで代用してみてはいかがでしょうか。また、クリームスープとしてだけでなく、少し濃厚に仕上げてソテーした白身魚のソースにしてもよさそうです。
ケソ・セブレイロとレタスのクリームスープ
<材料(4人分)>
レタス ・・・・・・2個
オ・セブレイロ ・・80g
牛乳 ・・・・・・・500ml
じゃがいも ・・・・2個
バター ・・・・・・40g
塩、パン、パセリ
<作り方>
じゃがいもは小口に切り塩水でゆで、レタスは蒸しておく。じゃがいもとレタスに牛乳、チーズ、バターを入れてブレンダーで攪拌し、塩で味を調える。パセリのみじん切りをのせて、トーストしたパンを添えていただく。温かいままでも冷やしても美味しくいただけます。
Que aproceche!
フランス人の道のテロワール
カスティーリャ・イ・レオン州とガリシア州をワインを求めて何度も往復しているうちに、数あるサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路のなかでも最もポピュラーな「フランス人の道」をせっせと通過していたことがあります。地続きながら、まったく異なる気候風土を持つこの二つの州。荒涼としたメセタの高地、カスティーリャ・イ・レオン州にはスペイン屈指の銘醸地リベラ・デル・ドゥエロがあり、パワフルな果実味と凝縮感のある最高級の赤ワインをうみ出しています。ベガ・シシリア、ピングス、ペスケラ、アアルト、アタウタ・・・、憧れのオールスターたちが一堂に会するエリア。ここからさらに西へ、ガリシア州に近づくにつれて景色は少しづつ緑の様相を呈し、ワインも繊細で洗練されたスタイルへと変化していきます。ガリシアの美食も待っています。
スペインのワイン産地ほど、テロワールの違いをはっきりと体感できるところはありません。車窓の風景が変わりゆく様はまるで異世界へのプレリュード。そこにはきまって玄関口となる田舎町があり、巡礼の北ルートにあたるスペイン北部にも、何気ない小道に歴史遺産が溢れています。先を急ぐ旅でなければ、このような中継地で一息入れるのもおすすめです。
ビエルソの横顔
カスティーリャ・イ・レオン州の西端にあるコマルカ、エル・ビエルソと聞けば、ワインラバーにとっては真っ先にリカルド・パラシオスの名とともに思い起こされるワイン産地、ビエルソです。シル川の上流域一帯を含む四方を山に囲まれた地形から、歴史的に隔離された生活が営まれてきました。二千年を超えるワイン造りの歴史がありながらも、ブドウ畑の総面積はわずか2,900ヘクタール弱。70軒あるワイナリーのほとんどが地産地消ですが、山岳のブドウ畑には樹齢100年を超える古木も多く残されており、苦労を顧みなければ醸造家にとって憧れの産地であるのは疑いようがありません。
エル・ビエルソのもうひとつの顔、サンティアゴ巡礼の「フランス人の道」を振り返ってみましょう。人口3500人の小さな歴史町、ビジャフランカ・デル・ビエルソには、千年にわたり巡礼者を慰めてきた重要な遺構があります。
イエス・キリストの十二使徒のひとり、聖ヤコブの墓が、イスラム勢力からのレコンキスタ(領土回復運動)の只中にサンティアゴ・デ・コンポステーラで見つかったのは9世紀のこと。この発見はキリスト教徒の精神的な支えとなり、中世を通して多くの巡礼者を集めることになりました。「フランス人の道」はカリクストゥス写本(12世紀に編纂されたサンティアゴ巡礼のガイドブックのようなもの)にも詳細に記録され、9世紀から現存するルートとしてユネスコ世界遺産にも登録されています。
許しの門、プエルタ・デル・ペルドン
旅に危険はつきもので、道中の安全もままならなかった中世の時代、フランスからピレネー山脈を越え、スペインの古都レオンを経ていくつもの峠を踏破するフランス人の道は、夏でも寒く、病気や怪我で命を落とす巡礼者も多かったと言います。何とかビジャフランカ・デル・ビエルソまでたどり着いても、その先に待ち受けるのはフランス人の道最後の難所、セブレイロ峠。ビジャフランカで力尽き、巡礼を断念せざるを得ないこともありました。そんな中世の巡礼者の救いになったのが、サンティアゴ教会にある「許しの門」です。たとえサンティアゴ・デ・コンポステーラにたどり着けなくてもこの門の前で祈ると巡礼を終えたと認められ、罪が許されると信じられていました。聖年またはシャコベオ年にはこの門が開きます。2021年がその年で、その次は2027年です。
美味しい食事とワイン。ラ・プエルタ・デル・ペルドンに泊まる
巡礼者が一休みするように、ワインの旅もここで一息入れないと力尽きてしまいそうに過酷なカスティーリャとガリシアの山岳往復ルート。ビジャフランカ・デル・ビエルソの小さなホテル、ラ・プエルタ・デル・ペルドン/La Puerta del Perdonには、心地よい7つの部屋と美味しい料理、そしてワインが待っています。許しの門の名を冠しているだけあって、門のあるサンティアゴ教会はすぐ近くというロケーション。
◆フランス人の道:930km、約32日間(一日の工程25km±5km)
◆ラ・プエルタ・デル・ペルドン:2名/EUR65
巡礼の中継地ビジャフランカでは、他にもアルベルゲからホテルまで、予算や好みに応じて様々な宿泊施設が選べます。たとえば17世紀にイエズス会の学校として建設されたバロック様式の修道院はいかがでしょうか。簡素な共同部屋からバスルーム付きの部屋まであり、レストランも備えています。
◆サン・ニコラス・レアル/St. Nicolas el Real Inn : EUR30〜
シャトー・メルシャンの醸造長、安蔵光弘氏が、若き日に駐在したボルドーでの修行体験をつぶさに記録したワイン本の名著。初版は2007年5月16日と古いですが、色褪せることはありません。
「ボルドーは最初から銘醸ワインの産地だったのか?」という裏テーマとともに読み進めると、面白さが倍増。
※この本を底本とした『ボルドーでワインをつくってわかったこと』が2018年にイカロス出版より出版されています。
Level : どう考えてもプロ向き