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Buyer of Real Wine

Kayo Kono -Design Lifestyleは、パリのオートクチュールスピリッツ「ディスティレリ・ド・パリ」、スペイン王室御用達シェリー「ボデガス・ヒメネス・スピノラ」のブランドマネージャーであり、日本の酒類専門商社でヨーロッパのワインを買い付けてきたプロバイヤー、河野佳代が運営しています。取り扱うのはバイヤーの嗅覚をとらえた本物のワイン。セレクトする河野が長年にわたって造り手と向き合ってきた経験を活かし、みなさまに喜びと発見をお届けできるような世界を紹介しています。

ワインでたくさんの人と楽しい時間を過ごしたい。目指すのは、単に飲み、消費するだけでなく、選び、語り、経験を共にする「空間」を創ること。ワインを通して世界を広げ、「食べる」ことについて考えるきっかけになることを願っています。

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@2022 Kayo Kono -all rights reserved

洋梨&Batch#1とブルーチーズのドレッシング

  1. 耐熱ボウルにブルーチーズを入れて電子レンジで温める
  2. オリーブオイルを少しずつ加えて混ぜ合わせる
  3. コンフィチュールを加えて味のバランスを見る
  4. レモン果汁とはちみつでお好みの酸味と甘みに調整する(※レモン果汁とはちみつはコンフィチュールに入っているので入れすぎに注意)
  5. 塩、黒胡椒で整える

How to Enjoy Esprit de Confiture

エスプリ・ド・コンフィチュールはバゲットに添えるだけでなく、チーズやフルーツ、メインディッシュに添えて、また、炭酸水やソーダ割でドリンクとしてもお楽しみください。手軽に本格的なノンアルジンのフルーツカクテルを飲んでいるような味わいが楽しめます。

Aperitif / Apéritif
炭酸水やカバ、トニックウォーター、アイスティーや乳酸飲料で割ってドリンクに。
生ハムやパテ、チーズプレート、バゲットとワインに添えて。

生ハムの塩味に果実の甘みがバランスします。
クロワッサンの風味が絶妙。マンゴー&TONIK

Fish dish / Plat Poisson
洋梨や白桃など白果実や柑橘系の果物のコンフィチュールは、白身魚や鶏肉など白身のお肉とも相性がよいです。カルパッチョやセビーチェ、グリル料理など添えると美味しく頂けます。

白身魚のグリルにはフルーツソースとして

Meat dish / Plat viand
カシスやラズベリーなど赤果実のコンフィチュールは特に赤身のお肉と相性が良く、鴨や牛肉のステーキのソース代わりに添えるのもお勧めです。コンフィチュールの酸味と骨格がお肉の旨みを引き出します。

爽やかさをトッピング。フォアグラにカシス&BATCH #1
魅惑のベリーソース。鴨肉にカシス&BATCH#1

Cheese / Fromage
洋梨や白桃など白果実や柑橘系、マンゴーやパイナップルなど黄色系の果物のコンフィチュールはコンテやブリーなど、
カシスやラズベリーのような赤果実系のコンフィチュールには、
ブルーチーズがよく合います。

新しい味覚を発見。ナッチュラルチーズ

Dessert/Dessert
ヨーグルト、カットフルーツ、パンケーキ、アイスクリーム(マンゴーや白桃はバニラ、カシスやラズベリーはチョコレートがおすすめ)に添えて。
また極甘口ワインやウィスキー、ブランデーにお気に入りのコンフィチュールを合わせてゆっくりと味わうのもお勧めです。

大人のデザート。フルーツヨーグルト
まるで高級スイーツ。チョコレートブレッドにマンゴー&TONIK
王道のスコーン

Tea/Thé
お砂糖の代わりにエスプリ・ド・コンフィチュールを入れてみて下さい。紅茶と果物の相性はとてもよく、上質のフレーバーティーを使うとみごとな“マリアージュ”に驚くでしょう。

エスプリ・ド・コンフィチュール

“free from alcohol, full of spirits”

挑戦しよう!という勇気が沸くピレネーの白

北ギリシャから吹く春の風

雪降るギリシャの情熱

野原に咲く一輪の白い花

Discover me

What is a wine buyer?

ワイン街道のレストラン「カ・ラルケ」~冬の風物詩カルソッツで大笑い

寒さの残る3月初旬、「ぎりぎりセーフだから予約しといたよ!」と連れていかれたのは、バルセロナにあるカタルーニャ料理のレストラン、カ・ラルケ。レバンテ地方(死ぬほど暑いスペイン東南部のワイン産地)でワイナリーをしている友人が、カタルーニャ地方の冬の風物詩、黒焦げの長ネギ(正確には新玉ねぎの一種)「カルソッツ(Calçots)」を食べるというエンターテイメントを用意してくれました。本来は冬に剪定したブドウの枝を使って野外で焼き上げるバーベキュー料理ですが、噂の名物料理が街中のレストランで食べられるとあって他県出身のスペイン人もワクワクが止まらない様子で付いて来ます。

テーブルについたら紙エプロンで胸元を防備して、仲良くパン・コン・トマテ(パンにトマトを塗ったカタルーニャ地方の定番メニュー)を作ったところで準備OK。真っ黒に焦げたカルソッツの大皿が運ばれてきたら、焦げた皮を剥いてロメスコソース(ナッツやパプリカ、トマトを使ったカタルーニャ地方の万能ソース)につけ、ナイフやフォークは使わずにそのまま口に運ぶのが作法です。味は焼ネギ。そう、カルソッツが気になるメニューなのはこの“お行儀の悪い”食べ方と、次の日を台無しにするほどの強烈な臭いのせいなのです。ワインのプロにとっては大問題なのですが、「明日は誰にも会えないよ!」とみんなで大笑いしながら食べたくてソワソワと集まるのかも知れません。

さて、カルソッツがどんなに楽しくてもこれだけでは夕食は終われません。レストランではサルシッチャス(ソーセージ)や羊のアサード(炭火焼)、クレマカタラーナ(クレーム・ブリュレに似たカタルーニャ地方のデザート)がセットになったカルソターダというセットメニューに、地元カタルーニャのカバや赤ワインを合わせるのが定番です。特にいい意味で田舎らしいワインがよいでしょう。素朴で美味しい料理に旅気分満載のカルソッツは、12月~3月末くらいまでがシーズンです。

【Tips】青ネギのように見えて実は玉ねぎというカルソッツは、バルセロナから内陸部に来るまで1時間ほどの所にあるタラゴナのバイスが発祥の原産地呼称制度で保護された野菜です。地元では毎年1月最後の日曜日に開催される「カルソッツ祭り」も有名だとか。農家さんの誇りと情熱が伝わってきます。

Ca L’Arque
住所:Carrer d’Arnús, 87, 89, 08911 Badalona, Barcelona, Spain
Tel. +34 934 64 12 22

神々の遊び「繊細系フレンチとシェリー」-2023 Dec.