日本の香料会社の研究室で日夜よい香りの香水を創ることに専念していた著者の広山さん。1969年に渡仏し、香水発祥の地、南フランスのグラースでフランスの調香師たちと交流をしてきたなかで体験し、感じたことが生き生きと書き留められています。
“音楽に「名曲」があり、文学に「名作」があり、絵画に「名画」があるように、香りの世界には「名香」がある。何をもって名香とするかは、他の芸術作品と同じように時間を超越して、世界の人たちに愛され続けていることだろう”(本文より抜粋)
レベル:香りを仕事にする全てのプロに